Story& Introduction
物語&解説
「妹さんの安否を知ったときのこと、教えていただけますか」。14歳の祐未は、被災地を訪れるたくさんのマスコミからの取材に気丈に応じている。一方で、同じく妹を亡くした幼馴染・れいは、東京からやってきたボランティアの大学生へ恋心を抱き、メイクを始めた。ある放課後、祐未はそんな彼女への嫌悪感を吐露してしまう。二人の女子中学生の繊細な心の揺れを瑞々しく描き出すフィクション。震災遺構として現在は立入禁止となっている大川小学校などで撮影された。
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2003年生まれ。北海道函館市出身。小学3年生の時に宮城県石巻市に移住。主な出演作品に、「川にあかりを流す夜」「ようかい家族」「てんとせん」など。石巻では劇団「スイミーはまだ旅の途中」のメンバーとして活動。高校卒業後、現在は北海道で大学生活を送る。大学では演劇サークルにも所属している。
2004年、宮城県出身。中学2年生の時、帰省中の監督からスカウトされ、『春をかさねて』に出演することに。県内の高校を卒業後、現在は社会人生活を送る。
北海道函館市出身。2012年、震災ボランティアを経て宮城県石巻市に家族で移住。2015年に石巻市民や移住者と出演した劇団「スイミーは まだ旅の途中」の舞台をきっかけに、役者としても活動。本作の主人公・祐未を演じる斎藤小枝とは実際の親子。
1982年、宮城県石巻市出身。桐朋学園芸術短期大学演劇専攻卒。劇団黒色綺譚カナリア派所属。演劇ユニット「コマイぬ」主宰。東京にて舞台を中心に活動後、2019年より故郷の宮城県に活動の拠点を移す。石巻市に於いて「コマイぬ月いちよみ芝居」をライフワークとして開催中。令和2年度宮城県芸術選奨新人賞受賞。
1997年生まれ。神奈川県出身。主な出演作に『2020年東京。12人の役者たち』(2020)、『夜の帳につつまれて』(2022)、BUMP OF CHICKEN「Small world」など。インディペンデント映画を中心に活動している。
シンガーソングライター。宮城県蔵王町在住。雄大な自然に囲まれた環境で暮らしながら、日々音楽の創作活動中。地元仙台の結婚式場マリアージュ・アン・ヴィラのテレビCM曲で起用された「ハレル夜」が話題に。 2017年、東北みやぎ復興マラソンの応援ソングに「ともに歩こう」が起用される。 2020年からはラジオ石巻をキーステーションに11曲ネットで「幹mikiのWalktogether」が放送中。2024年5月から、蔵王町観光大使をつとめる。
東京都出身。日本大学芸術学部映画学科卒業。2014年にジュノンプロデュースガールズコンテストでファイナリストになる。舞台『流罪 ~親鸞の無念~』鈴虫姫役、ドラマ『おいハンサム‼』(フジテレビ系列)、ドラマ『赤ひげ4』(NHK・BS時代劇)などに出演。現在、舞台・ドラマ等を中心に活動中。
1965年生まれ。宮城県石巻市出身・在住。「大川伝承の会」共同代表。会社員をしながら、休日などは伝承活動として大川小学校現地での語り部活動や、依頼があれば出張での講演活動を行っている。東日本大震災では、当時大川小学校6年生だった次女と、義父母、甥と姪が津波の犠牲になった。